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【北方領土問題について】
第二次世界大戦末期、日本がポツダム宣言を受諾したあと、日ソ中立条約を結んでいるにも関わらず、ソ連軍が北方四島に侵攻し、以前は北方領土に住み暮らしていた島民を強制的に追い出し、現在でもロシアによる不法占拠が続いています。 日本はこれらの問題を解決して平和条約を締結するため、ロシアに対して粘り強い交渉を続けています。しかし、日ソ共同宣言が署名されてから、65年以上経過しているにも関わらず、未だに解決していません。
元々は日本人しか住んでいなかった北方領土だから日本固有の領土です。
【1日目、2日目の感想】
初日に向かった灯台では、教科書で知ることができない資料を見ることができました。生憎の天気で、北方四島を見ることはできなかったのですが、北海道でしか体験できないことを体験することができました。 北方四島交流センターでは、ロシアに占拠される前の暮らしについてや、ロシアの伝統品についてなどを見ることができました。また、元島民の鈴木咲子さんのお話を聞くこともできました。 私は鈴木咲子さんのお話で、深く印象に残っていることがあります。それは、ロシアが攻めてきた後、少しの間だけ共同生活をしていたことです。共同生活を続けていけば、強制退去をせずに暮らしていくことができるのではないか、と考えたことを今も覚えています。
【3日目、4日目の感想】
納沙布岬では四島の架け橋(北方領土返還と平和への祈りを込めたモニュメント)や 北方館・望郷の家で資料展示の見学をしました。四島の架け橋からは力強さが感じられ、領土返還に対する多くの人の思いがこの架け橋に込められていました。また、資料展示で 今までの生活や歴史について学ぶことで四島の架け橋の重要さを改めて理解し、 北方領土についての知識を深めることが出来ました。 船舶「えとぴりか」の見学も行いました。 この船はビザなし交流(ロシアと日本の相互交流)などの北方領土交流事業に使われます。 そのため食堂や旅客室があり、宿泊できるようになっています。とても広々とした空間で 快適でした。船の外には大きなエトピリカのマークがあり、船全体から迫力を感じました。
【私たちにできること 】
・1人でも多くの人に理解と興味を持ってもらう。
・国民世論を盛り上げ外交交渉を後押しする。
・インターネットを活用して拡散する。
・小さいことでもできることを探して行動する。
・若い世代が繋いでいく。
・みんなで署名しましょう。