テニスコートに並ぶ岩槻高校女子テニス部員の後ろ姿
 

IWATSUKI HIGH SCHOOL / CLUB STORY

部活の時間が、いちばん自分らしくいられる。

女子テニス部――スタート地点の違う9人が、支え合いながら関東大会へ。笑って、悩んで、またラケットを握った日々を、本人たちの言葉でたどります。

SPECIAL
CROSS
TALK
GIRLS' TENNIS TEAM / NINE STORIES, ONE TEAM
THE STORY OF NINE

できないことから、
9人の挑戦は始まった。

硬式テニス経験者、ソフトテニス出身、ハンドボール部、そして吹奏楽部。9人のスタート地点は、驚くほど違っていました。

思うように打てない日も、試合に出るのが怖い日も、辞めようと思った夏もあった。それでもコートへ戻れたのは、できないことを笑わず、できるまで一緒に考えてくれる仲間と先生がいたからです。

9PLAYERS
ONETEAM
KANTOSTAGE
9人で行った女子テニス部クロストークの様子
放課後の教室で行ったクロストーク。話し始めると、誰かの言葉に誰かが笑い、また別の誰かが静かにうなずいた。

勝った時は一緒に喜び、
負けた時は一緒に悔しがる。

VICE CAPTAIN / CROSS TALK
MEET THE TEAM

それぞれ違う9人。
だから、強い。

経験も、得意なプレーも、性格も違う。部長・副部長と7人の部員が、一つのチームとしてコートに立っています。生徒名はイニシャルで紹介します。
※役職・学年は、2025年度のインタビュー実施時点のものです。

女子テニス部 部長
部長2ND YEAR
女子テニス部 副部長
副部長2ND YEAR
女子テニス部 Y・A
Y・A2ND YEAR
女子テニス部 H・M(2年)
H・M2ND YEAR
女子テニス部 F・R
F・R1ST YEAR
女子テニス部 H・K
H・K1ST YEAR
女子テニス部 H・M(1年)
H・M1ST YEAR
女子テニス部 K・N
K・N1ST YEAR
女子テニス部 S・Y
S・Y1ST YEAR
01
DIFFERENT BEGINNINGS

はじめは、
みんな違っていた。

コートで基礎練習に取り組む女子テニス部員
できないことを、できるようになるまで。基礎練習も9人で積み重ねる。

ラケットの握り方も、
分からなかった。

F・Rは中学時代、吹奏楽部。友達に誘われて入部したものの、最初はコートに入ることさえ怖かったといいます。一方で、中学から硬式を続けてきた選手も、ソフトテニスから転向した選手もいました。

経験の差は、確かにある。でもこの部では、「できない」がそのまま置き去りにされることはありません。

自分は初心者だから、を言い訳にしたくないと思いました。

F・R / 1ST YEAR
F・R
F・R

1年生大会で初めて選手として出た時、「自分もちゃんと選手になれているんだ」と感じました。勝った時、みんなが一緒に喜んでくれたことも大きな力になっています。

H・M(2年)
H・M2年

最初は、十分に努力していないのに「できない」と諦めていました。真剣に練習するようになって、その成果が部内の順位戦に表れたことがモチベーションになりました。

Y・A
Y・A

1年生の夏には、一度辞めようと考えました。でも、今もこうして続けていて、以前より強くなれた。続けてきてよかったと思います。

クロストークで言葉を選びながら話すY・A
Y・A
クロストークで話すH・M(2年)
H・M(2年)
クロストークで笑顔を見せる部員たち
部員たち
02
BREAK THE SHELL

怖かったコートが、
自分の居場所になった。

サーブを打つ女子テニス部員

少し、自分の殻を破ることができた。
それが自信につながりました。

H・K / 1ST YEAR
ミスを恐れるのではなく、次の一球を考える。練習で積み重ねたことを、試合のコートで試していく。

うまくいかない一球も、
一人では抱え込まない。

バックハンドが入らず、本気で辞めたいと思った部長。大切なポイントで点を取れず、相手に申し訳ないと感じたK・N。ダブルスでマイナスの雰囲気を出してしまう自分を変えたかったH・K。

悩みはそれぞれ違います。それでも、隣には必ず声をかけてくれる仲間がいました。アドバイスをもらい、もう一度試して、昨日より一つできることを増やす。その小さな繰り返しが、怖かったコートを自分の居場所へ変えていきました。

S・Y
S・Y

以前は、相手のボールをひたすら拾い、相手のミスを待つ守りのプレーでした。でも、それでは自分の目標には届かないと気づき、自分から攻める試合運びに変えた方がよいとアドバイスを受けました。初めはできませんでしたが、ほかの人の戦術を見たり、教えてもらったことを一つずつ試したりするうちに、自分から点を取れる場面が増え、試合も楽しくなってきました。

クロストークで話すS・Y
S・Y
クロストークで話すS・YとH・M(1年)
S・YとH・M(1年)
インタビューで自分の成長を話すH・K
H・K
03
THE COACH

「考えるテニス」を、
教えてくれた先生。

女子テニス部顧問の津田先生
顧問・津田先生。岩高の卒業生でもあり、コートでは一人一人の課題に向き合う。
WORDS THAT STAY

「頑張れ」ではなく、
頑張ってきたことを
見てくれていた。

自主練習に1時間付き合い、サーブのフォームから教える。言葉にできない感覚を整理し、その選手に合うプレースタイルを一緒に考える。部員たちが話したのは、技術だけでなく、自分の努力を見つけてくれる先生の存在でした。

「もう十分頑張っている。努力していることは分かっている」――その言葉が、今も支えになっています。

F・R / 1ST YEAR
津田先生と部員がコートで練習する様子
答えを渡すだけではなく、自分で次の一球を考えられるようにする。それが女子テニス部の「考えるテニス」。
副部長
副部長

先生は、自分の考えを言葉にしてくださいます。「考えるテニス」が少しずつ分かるようになり、自分のプレーを言葉で説明できるテニスへ変わってきました。

K・N
K・N

自分から言わなくても、困っていることに気づいて教えてくださる。曖昧にせず、正しくできるところまで教えてくださるところが、すごいと思います。

04
PLAY AS ONE

一緒に戦う、
ということ。

ベンチにいても、
一緒に戦える。

大切な大会を前に、部長はけがをしました。初めは自分が出られないことが悔しかった。それでも、ベンチから仲間の試合を見ているうちに、「自分の分まで頑張ってくれている」と感じるようになったといいます。

コートに立つ選手だけがチームではない。試合を終えた仲間の声も、後ろから届く応援も、次の一球を支える力になります。

自分一人の力で部長になったのではなく、みんなに部長にしてもらっている。

部長
言葉を交わしながらラケットを近づける部長と副部長
言葉を交わし、ラケットを近づける部長と副部長。ペアで気持ちを一つにする瞬間。
ネット際でプレーするH・M(1年)
H・M(1年)
クロストークで拍手をする部長と副部長
部長と副部長
笑顔で拍手をするK・NとH・K
K・NとH・K
大会会場で並ぶ女子テニス部員たち
大会での集合写真
笑顔で練習する女子テニス部員
練習中の女子テニス部員
TEAM RESULTWIN

「みんなで優勝しよう」と気持ちを一つにした国公立大会。そして、チームは関東大会の舞台へ進みました。

H・M(1年)
H・M1年

試合中に気持ちが落ち込んだ時、試合を終えて疲れている仲間が、後ろから応援してくれます。自分のことを分かって、合ったアドバイスをしてくれる。そこが、このチームのよいところです。

H・K
H・K

試合でどれだけリードされていても、みんなが明るい声で応援し続けてくれます。苦しい時に一番支えになるのが、仲間の応援です。岩槻高校のテニス部に入ったからこそ、こうした仲間を得られたのだと思います。

部長
部長

国公立大会も、初めは優勝できると思っていませんでした。でも最後は「絶対に優勝しよう」と気持ちを一つにできた。それが一番大きかったと思います。

9VOICES

最後に聞きました。
「この部活動を通して、何を得ましたか?」

部長01

諦めないこと。
そして、仲間。

つらいことがあっても、一日の部活の中にみんなで笑い合える時間がある。それが、学校を楽しくしてくれます。

副部長02

支え合う力。

「頑張って」「諦めないで」と言ってもらえると、もう少しだけ手を伸ばせる。以前の自分から、大きく変わりました。

Y・A03

仲間。

二人で作戦を立て、互いに応援する。中学ではできなかった経験や関係を、この部活動でたくさん得ました。

H・M / 2年04

努力を続けること。
周りを見ること。

誰一人欠けてほしくないと思えるチームだから、周りを見て声をかけられるようになりました。

F・R05

自分らしくいられる
仲間。

仲間が負ければ一緒に悔しがり、勝てば一緒に笑う。部活の時間が、一番自分らしくいられる時間です。

H・K06

苦しい時に届く、
仲間の声。

どれだけリードされていても、みんなが明るく応援し続けてくれる。その声が、一番の支えになります。

H・M / 1年07

素の自分で話せる
仲間。

部活が楽しみで学校へ来る日がほとんど。それくらい、テニス部の仲間が好きです。

K・N08

考える力と、
仲間を思う心。

つらい時にも仲間が明るく笑いかけてくれる。部活動を通して、仲間との絆が深まりました。

S・Y09

目標を立てること。

目標があるから、試合から得られるものが増える。悔しさもうれしさも強くなり、テニスがもっと楽しくなりました。

クロストークを終えて笑顔を見せる女子テニス部員たち
クロストークの最後まで、9人らしい笑顔が絶えなかった。
TO FUTURE MEMBERS

不安の先には、
まだ知らない高校生活が
待っている。

「勉強を頑張っている自分は好き」「最後の粘りが一番大切」「岩高で一緒にテニスをしよう」。受験生へ向けた言葉にも、9人それぞれの歩みが表れていました。

トロフィーを囲んで笑顔を見せる岩槻高校女子テニス部員
 
YOUR STORY STARTS HERE

経験者も、初心者も。
岩高で、新しい一歩を。

うまくいかない日も、一緒に笑える仲間がいる。
女子テニス部は、次の仲間を待っています。

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